夢の海

――すべてうつろうその果てに――

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雨滴

雨滴


雨のしずく、落ちる。
緑の葉の上を転がっていく。

雨上がりの、雨のしずく。
木々から、葉から、草から落ちて、
湿った大地にしみこんでいく。

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写真とバレエ

O.M.さま

お友達の写真展のご案内をありがとうございました。
ご連絡が遅くなりましたけど、会期中に見てまいりました。

バレエのように動いているものの一瞬を、あんなふうにくっきりとカメラに収めるのは、
どうやっているのだろう、と本当に不思議な気持ちがします。
さすがにお仕事にまでしようという方はすごいですね。

動いている舞台をその場で見たり、映像になった舞台を画面で見たりするのとはまた違い、
瞬間瞬間が切り取られているので興味深いです。
バレエを見ていたなら、オデットやメドーラの心情を感じながら見ていたり、
物語の起伏を楽しみながら見ていたりするものですが、
それが一枚の写真となると、観客のわたしたちもまた少し違った視点から見ることになりますね。

たとえばそこには、「なんて美しいポーズだろう」とか、
「こんなに脚が開くなんて、同じ人間とは思えない」とか、
「こんなふうに足を上げてバランスを取りながらも、表情豊かに表現していてすごいな」とか、
技術的なことに感心する感想が湧いてきます。

「どういう気持ちで踊っているんだろう」とか、
「この舞台のために毎日何時間も練習していて、大変なんだろうな」とか、
「ひとつのことに生活のすべてを捧げて、人生を賭けるってどういうふうなものだろう」とか、
ダンサー自身に対する興味が湧いてきます。

「こんなふうに騙されてオデットは可哀想に」とか
「海賊に連れ去られても、その海賊がいい人で恋人になって良かったね」とか、
バレエの物語に対して感じるのとは違うものを喚起させられますね。

そういう意味で、観客のいない舞台で180度に足を上げるロパートキナを後ろから写した写真は、
とても印象深いものでした。

他には、ドレスのような衣装がとても綺麗に写っている写真が好きでした。
わたしが好むヨーロッパの昔の絵画を見ているようで、
ドレスの襞や柄をくっきり写した様子がとても綺麗だったからです。

あの後、たまたまネットニュースで全然関係ない記事を見ていて、
(浦和のセレブマダムが可愛い犬を飼っている様子の紹介です)
ワンちゃんを抱いた写真の下に「撮影 ××××」と書いてあり、驚きました。
このように普通のお仕事もなさっているんですね。
当然のことですけど、なんだかバレリーナの写真とはかけ離れていて、
つい驚いてしまったんです。

素敵なお写真をたくさん見られてとてもよかったです。
お知らせくださって、ありがとうございました。

最近はバレエもあまり見ていませんので、
見たくなりました。

                  Yuki



数日後

O.M.さん
お返事ありがとうございました。

わたしが行ったのは平日の閉館30分前でしたが、何人もの人がやってきては、写真を見ていました。
ちょうど有楽町線の駅で仕事をしていたので、帰りに寄るのがとても都合が良かったのです。

お写真を撮った方、そんなにメジャーなバレエ団で20年も踊ってらした方なんですね。
華やかな舞台で踊るときの気持ちも、そのための地味だったり面倒だったりする苦労も、他のわたしには思いつくことさえできないいろいろなことも、実感としてご存知なのですね。

もちろん感想を撮った方にお伝えくださってかまいません。
プロでない者がどう感じたかとか、バレエをやったことがない者の感想とか、いろいろなことが気になりますよね、きっと。

わたしはO.M.さんみたいに舞台に立ったことはありませんが、やっぱりあの一人で立っている後ろ姿の写真には強い印象を受けました。
人によってなぜ惹かれたかの理由は違っても、それぞれの人生の場面に照らして――たとえそれがバレエと関係のないことであっても、共感したり尊敬したりするシーンなのだろうと思います。
そしてその心情がにじみでる瞬間を、すかさず写真に収められたのですね。

「踊り」という観点から見ると、やはり動いていたほうがいいです。
もちろんポーズの美しさ、情景の美しさを見せるには、停止した写真のほうが有効だとは思いますが。
でも動いていては伝わらないこともあるということを、あの一人で立っている後ろ姿の写真は感じさせてくれます。

あのような展示を見る機会を与えてくださって、ありがとうございました。

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あざみ

あざみ


あざみの明るい花の色は、夏の呼び声。

あざみのとげとげ、つきささる。
夏の日射しにも似て、つきささる。

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クーティヤッタムの衝撃

T.A.さん

先日は民族音楽イベントのチラシをありがとうございました。
無料とありましたので、できれば行ってみたいと思っておりましたが、行くことができました。

いろいろな国のいろいろな踊りを見ることができて、とても興味深いイベントでした。
お友達が所属されているカタックの演技も見ましたが、お友達がどの方なのか、そもそも出演なさっているかどうかも分かりませんでした。

一番驚いたのは、プログラムの中にクーティヤッタムがあったことです。
「クーリヤッタム」と書いてありましたが、それが正しい読み方なのかもしれません。

わたしがインド舞踊のDVD 10枚セットを、(わたしにとっては)大金を投じて買ったのをご記憶かと思います。
その中には、日本でも教室が多いバラタナティヤムやオディッシー、お友達がなさっているカタックなどがありました。
このセットの一枚として初めてクーティヤッタムを知ったのですが、これはYouTubeで探しても、あまり見つけられませんでした。
それを日本人でやっている人がいたので、大変驚きました。

家に帰って調べたほどです。
だってその方は、たまたまワークショップも見たのですが、15年間何度もインドに通って勉強しているのだそうです。
普段は何をなさっているのだろう? と不思議にも思いました。
クーティヤッタムというのは、ダンスというより劇に近く、バレエで言うところのマイムが細かく決まっていて、それをつなげて手話劇のようなものを演じるものなのです。
日本人にはマイムの意味も分かりませんし、DVDで下に説明が出ていれば「なるほど」と思いますが、そうでなければ面白みも分かりません。
舞踊という感じは薄いので、意味が分からなくても見れば楽しい、というものではないのです。

調べてみましたら、作曲家のお父様が設立した音楽学校で講師をしていらっしゃるようでした。
ときどきクーティヤッタムを披露していますが、わたしが見たイベントのように小さなものが多く、予想はできましたが公演活動はあまりしていないようでした。

この方の演技は、とても良かったと思います。
体を厳しく統御しなければならないので、緊迫感に溢れていて、迫力がありました。
意味は分からなくても、会場が静まり返ってしまうオーラが出ていました。

わたしが見たDVDでは、もっと顔の表情が激しかったのですが、日本人のシンプルな造形では難しいかもしれません。

何しろ、クーティヤッタムを学んでいて、演じている人がいる、というだけで大変な衝撃でした。
日本人はどんなスポーツでも手を出している、やっていないスポーツはないくらいで、カバディ日本代表だっているんだ、などと言われますが、まったくです。
ダンスも同じです。
カタックでさえ、わたしはDVDセットを見て初めて知ったのに、日本でやっている方がいらっしゃるし、クーティヤッタムまで!

こんな機会を与えてくださって、本当にありがとうございました。
来年もまた開催されるなら行ってみたいと思いました。

                  Yuki

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水辺

水辺


緑、映して、輝く水辺。

空を映して、さざめく水辺。

雲を映して、初夏の水辺。

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「マルタのやさしい刺繍」

以前、「マルタのやさしい刺繍」という映画の宣伝を見て、見てみたいと思っていました。
でも映画館に行かずにいるうちに、上映期間は終わってしまいました。
2006年のことでした。

DVDになったら借りたいと思いました。
でも、レンタルショップに行くこともめっきりなくなっていて、会員カードもたぶん期限切ればかり。
DVDになっていたとしても知らないままに終わりました。

いつかスカパーで放送するかもしれないと思っていましたが、放送していなかったのか見落としたのか、このタイトルを見かけることはありませんでした。

2010年も3分の2が過ぎようとしているとき、CS放送の番組表に「マルタのやさしい刺繍」のタイトルを見つけました。
必ずみようと思って、忘れないうちに録画予約しました。

自分の生きがい、やりがい、打ちこめることって何だろう、と悩んでいたときでした。
主人公のマルタは、そんなふうに悩んでいるわたしとは年齢がかけ離れていて、80歳を過ぎた老人ということでしたが、新しい何かを始めるというところに惹かれていたのです。
かつてやりたいと思っていたことを実現させる、という部分にも少し惹かれました。

映画を見たからって、それだけで自分が変わったり、何かを始めることができたりするなんて、そこまでは考えていません。
映画を見て発奮して変わったり始めたりしても、それを続けるには自分の意志と努力が必要だからです。

そういうふうに過大な期待をかけないようにして待ったかいがあって、実際に見ても「なぁんだ」というような幻滅は抱かずにすみました。
楽しく見て、少し羨ましく思って、少し元気をもらって、少しやる気が出て、ほっと一息ついてテレビの電源を切りました。

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道の風景

道の風景


道はどこまで続いているか、分からない。

遠くの雲は「こっちへおいで」と誘うけれど。

遥かな空は「もっともっと」と呼ぶけれど。

良さそうな道だけど、
ずっとまっすぐかどうかは、分からない。


道の風景

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Princess Ida

ギルバート&サリヴァンの「Princess Ida」というオペラのCDを買いました。
2枚組で3幕のオペラ。
話の筋は分かりませんでしたが、音楽は古典的なヨーロッパ風で、とても好みでした。

わたしはこのギルバート&サリヴァンという作曲家を、アシモフの作品で初めて知りました。
「黒後家蜘蛛の会4」の中だということは調べて分かりました。
でも自分の記憶はもう定かではありません。

ここ以外でも語られていたという記憶があるのですが、
本当にそういうものを読んだのかどうか、確信はありません。
あとがきやまえがき、エッセイ、そういうアシモフ自身の言葉の中で、
ギルバート&サリヴァンが好きでよく聴いている、と語っていたように思うのです。

大好きなアシモフの作品の中で語られていた作品だったので、
一度は聴いてみたいものだと思っていました。

アシモフが語っているのは「ミカド」という日本を舞台にした、
(でも全然日本らしくはないらしい)作品でした。

今回聴いたのはそれではありませんが、いい曲でした。

わたしはアシモフのSFもミステリーも大好きだったので、とても満足です。
明るくて、屈託がなくて、アシモフの作品と似たテイストを感じました。

アシモフをあれこれ読んでいたのは、もうずっと昔――
思えば20年以上前です。

わたしの人生はあと何年あるでしょう?
リタイヤして、いつか好きな作品をもう一度読むくらいはできるのでしょうか・・・・・・

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