夢の海

――すべてうつろうその果てに――

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道の曲がり角

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私は今、曲がり角に来ている。
道を曲がったら、知らない風景が待っているかもしれない。

そう言ったヒロインがいた。

若い頃は曲がり角は停滞の印だった。
だから自分に言い聞かせる必要があった。

これは必要なことだから仕方ない、先には思いがけない良いこともあるかもしれない。

今は曲がり角だらけ。
まっすぐな道など蜃気楼。


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惑星

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クリスマスのイルミネーション。

でも暗い中では、これはひとつの惑星――まるで。

遠くに何かが光って見える。
この惑星ではそれを見ながら、宇宙の広さを思ってる。

ここにも暮らしはあって――わたしたちのとは違っても暮らしはあって、
ここにも悩みはあって――だいたいにおいてわたしたちと似たような悩みで、

そして宇宙の広さを思ってる。


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水辺

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冬の水辺は寒々しい。
寒々しいから建物や窓がよく目に入る。


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鉄塔

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鉄塔そびえるオレンジ色の夕焼けの空。

黒く横たわる山々が、燃える日輪を隠し持つ。


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ガザニア

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道端の花壇に、一人だけ明るい色を放つガザニア。

狂い咲いたのか、暖かい冬だったのか、
ぼんやりした冬の景色の中に、一人だけハッキリとガザニア。


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橋の向こう

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橋の向こうにも人の生活があって、
橋の向こうでも同じように四季が訪れる。

有料の橋は、つなぐと同時に拒絶しているけれど、
橋の向こうにも同じように生活がある。


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冬薔薇

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すっかり冬の日差しの公園の中で、
花を咲かせる冬薔薇。

もう秋を過ぎて、冬を迎えたのに、
まだ咲いている冬薔薇。



0901_233冬薔薇


もう葉もない公園の中で、
まだ咲き続ける冬薔薇。

こんなに寂しい背景は似合わない。
「でも影が、私の美しい造形を際立たせてくれるわ」



0901_228冬薔薇


「もっと華やかな人生もあったわね」
「でも咲いたときが今だったから仕方ないわ」

「いつ咲くかは日光次第」
「自由には決められないものなのよ」


「咲いたからには、美しく立つわ」


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遠い空

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秋の夕暮れ迫る空はとても遠くて、
天を突くように伸びている枝は遥か遠い。

わたしはとても近づけなくて、
空にも、枝にも近づけなくて、

天を目指そうというこの木のたゆまぬ意気にも近づけない。


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枯れ芙蓉

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夏の陽の下、あんなに大きなふわふわした、
あんなに明るいピンクの花を咲かせていた芙蓉。

冬になってかさかさの花をまた咲かせ、
まるで別の花のよう――

巨きな蝶々みたいなひらひらの花と、
茶色の小さな花のような実と、
ふたつの花を楽しめる。


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